韓国双竜自動車、法定管理まで残り1週間…投資誘致は可能か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.23 17:41
双竜自動車が法定管理(会社更生法に相当)手続きを申請後に与えられた自律構造調整期間が今月末で満了するが、これといった再建復案を見いだせずにいる。双竜自動車が期間内に再建案を出せなければ法定管理に入ることになる。
23日の自動車業界によると、双竜自動車は最近売却先候補に名前が上がる米自動車流通スタートアップのHAAHオートモーティブホールディングスに「双竜自動車買収の意思を確認してほしい」と要請した。11日にインド中央銀行がこれまで双竜自動車売却の障害だった「マヒンドラの双竜自動車持ち分縮小」を認めてからの手順だ。だがまだ確約を得ていない。
双竜自動車はHAAHから買収確認書を受け、これを基に債権団とソウル破産裁判所の同意を得てPプラン(事前再建計画案)に入るという計画だった。だがHAAHが明確な買収意向を示しておらず計画に支障が生じた。双竜自動車がPプランの代わりに法定管理に入れば部品会社はこれまで支払われていない納品代金(更生債権)の回収が困難になる。また、双竜自動車は構造調整に入らなければならなくなる。労使だけでなく、協力会社や債権団など利害関係者すべてが敬遠する「最悪のケース」だ。