【噴水台】ビビンバ工程
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.18 15:36
韓国を代表する食品・ビビンバが文献に初めて登場したのは、1890年代に書かれた作者不詳の食べ物百科『是議全書』だ。ビビンバの旧名「骨董飯(コルドンバン)」とハングル名「プブィムバプ」として並んで記録されている。「ご飯に材料をすべて混ぜてごま塩と油を多く入れて混ぜ、器に盛る」という説明は当時のビビンバが現在と大きく違わないことを示している。
ビビンバの昔の漢字名(骨董飯)は、中国に由来する。明の時代に書かれた『骨董十三説』によると、分類されていない昔の物を骨董と呼び、ご飯にいくつかの食品を混ぜて加熱したものを骨董飯と言った。ご飯を炊いた後、様々な材料を入れ、混ぜて食べる韓国のビビンバとは名前だけ同じで、異なる食べ物ということだ。学界ではビビンバを漢字で表記するために骨董飯と中国式表現を借用したものと推測している。