米国債金利発の冷え込み…韓国株・ウォン・債券価格が一斉に下落
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.10 08:07
株価とウォン、債券価格が一斉に下落する「トリプル安」が現れた。韓国総合株価指数(KOSPI)は3カ月ぶりに、ウォン相場は5カ月来の安値を記録した。KOSDAQ指数は4カ月ぶりに900ポイント割れとなった。市場金利の指標となる3年物国債利回りは約1年1カ月ぶりに年1.2%台に上昇(債券価格は下落)した。8日の米金融市場で国債利回りが急騰しハイテク株中心のナスダック指数が急落したことが韓国市場で投資心理を冷え込ませた。債券利回りが高まれば海外投資家が危険資産である株式の投資比率を減らす要因として作用する。
9日のKOSPIは前日より19.99ポイント(0.67%)下落の2976.12で取引を終えた。1月6日の2968.21以来の安値水準だった。この4取引日のKOSPI下落幅は110ポイントに達する。9日の取引時間中にはKOSPIが2930を割り込んだりもした。この日のKOSPIは深刻な変動性を見せ、70ポイント上下した。時価総額上位銘柄ではLG化学が3.26%安、サムスンSDIが2.15%安、SKイノベーションが3.97%安などバッテリー関連銘柄の下落幅が相対的に大きかった。