【コラム】魂まで奪われた雷乞食=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.09 12:02
「ヨンクル(魂までかき集める)」の下はないだろうと思った。「魂までかき集めて」借金をしてでも家であれ株式であれ買うという20~30台の現実をこれよりさらに凄絶に表現するのは難しいと思った。ところが精根尽き果てた青年たちは再び後頭部を殴られた。加害者は「安定雇用」の羨望を一身に受ける公企業職員。その結果「ヨントル」が誕生した。
韓国土地住宅公社(LH)の職員が新都市建設発表地域で土地投機をしたという疑惑が出ると、20~30代は「魂まで奪われた」(ヨントル)とした。青年たちの反応を取材した後輩記者は「ヨンクルで貯まった不満がヨントルで爆発した」としてヨントル現象を説明した。その憤怒にうなずかされるのを見ると、ヨンクルのようにしばしば聞くことになる新造語がまたひとつ誕生したような悲しい予感がした。