韓国外交部長官に会った慰安婦被害者の李容洙さん「文大統領に会わせてほしい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.04 08:05
韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が3日、就任後初めて旧日本軍慰安婦被害者である李容洙(イ・ヨンス)さんに会った。李さんは鄭長官に慰安婦問題を国際司法裁判所(ICJ)に提訴することを建議し、このために文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会わせてほしいと要請した。鄭長官は「(ICJ付託は)慎重に検討しなければならない問題」と答えた。
李さんはこの日午後3時、韓服を着て杖をつきながらソウル鍾路区(チョンノグ)の外交部庁舎を訪れた。鄭長官と金丁漢(キム・ジョンファン)外交部アジア太平洋局長が外交部庁舎17階大接見室で李さんを迎えた。鄭長官は李さんに「遠い道を来られるためにさぞお疲れになったことでしょう」とし「私たちが訪ねなければならないのに…」と言葉を濁した。あわせて「私の就任式の時にお迎えようとしたが防疫が非常に厳格なのでお迎えすることができなかった」と説明した。