【コラム】中国・北朝鮮のサイバー心理戦に韓国は無防備(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.03 15:08
外部のサイバー脅威から国家安全確保はもちろん、国民の民心が第三国の世論操作にわい曲されることを防ぐために格別の対策が必要だ。
第一、政治的理由で中断されたサイバー心理戦組織の復元とあわせてその任務と役割を再開しなければならない。冷酷な国際社会で、国益のために銃声ないサイバー心理戦が密かに進行している。相互区分まで不明なサイバー戦場で激しく戦闘中だった国家機関のサイバー組織を法廷に立たせたと思ったら、心理戦任務まで中断させ、その理由が「政治介入、世論操作に加担した」というのだ。逸脱行為があったとすれば責任は問わなければいけないが、法と制度を改善すればよいことだ。国家が付与した任務まで中断させたことは自害行為であり、中国・北朝鮮に世論操作の裏口を開いてやる格好だ。韓国のサイバー空間は中国・北朝鮮の「解放区」と皮肉られている。