ユニクロは苦戦を強いられているが…「スウェーデンSPA」が韓国にアジア1号店出した理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.03 10:00
先月26日にグランドオープンしたソウル汝矣島(ヨイド)のデパート「ザ現代ソウル(The Hyundai Seoul)」の地下2階にはMZ世代(ミレニアル世代・Z世代)を狙った企業が多く入店している。この中には韓国消費者には目新しい「アーケット(ARKET)」というスウェーデンの衣類ブランドもある。アーケットはH&Mグループ傘下のブランドで、H&Mは日本のユニクロ、スペインのZARAとともに生産・消費の回転が早い「ファストファッション」の代表走者に挙げられる。
興味深いのはファストファッションと呼ばれるSPA(製造・流通一括型)ブランドであるアーケットが韓国に欧州以外に初めてのオフラインショップを出したという点だ。2017年英国ロンドンに最初の店舗を開いてから欧州を中心に21カ所の店舗を構えて運営してきたアーケットとしては、ソウルの店舗が欧州以外の地域の初めての店舗であり、アジアで最初の店舗だ。同じ業種であるユニクロが次々とオフライン店舗を閉店している渦中で特に際立っている。