韓国の「関係転換」の試みにも動かない日本…22日にわたり「電話会談」めぐりかけひきする韓日長官
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.02 18:11
韓日の外交トップの間で22日にわたり電話会談が行われずにいる。外交部の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官は先月8日に就任してから米国をはじめ、ロシア、中国、カナダ、英国、インドネシアなど各国のカウンターパートと「電話外交」にスピードを出しているが、日本との電話会談は果てしなく先送りされる様相だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が三一節の記念演説で日本を「最も近い隣国」と呼んだことが色あせるほどだ。
鄭長官が日本の茂木敏充外相との電話会談を望んでいるという事実はすでに外交ルートを通じて日本側に伝えられているという。それでも電話会談が行われないのは日本が応じないでいるということだ。これに対し外交部当局者は「(日本との)電話会談が実現する時期は予断しにくく、両国間で調整すべきさまざまな要素がありさらに時間がかかると予想される。われわれはできるだけ早期に電話会談をする意志があるが、日本でいつ、どのように(電話会談の時期を)決めるか見守らなければならない」と話した。
外交部長官就任後の各国カウンターパートとの電話会談はあいさつであると同時に外交的慣例のように続いてきた。前任の康京和(カン・ギョンファ)前長官は就任から2日後に、尹炳世(ユン・ビョンセ)元長官は3日後に日本の外相と電話で会談した。3週間以上続いている韓日外相間の沈黙は両国の対立状況を象徴的に示す兆候という分析が出ている理由だ。外交部当局者は「両国間の複雑な要素を調整中のためそれ自体だけでも時間がかかる。日本が(電話会談の要請に)応じるならば、われわれの側では『why not?』な状況で、早急な電話会談が望ましいという立場」と話した。