「拉致に見せかけて亡命させて」…在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件の衝撃の証言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.26 08:26
2019年2月に反北朝鮮団体「自由朝鮮」(旧千里馬民防衛)がスペイン・マドリードの北朝鮮大使館を「襲撃」したのは、拉致と見せかけて亡命を助けてほしいという北朝鮮外交官らの要請によるものだったという主張が出てきた。複数の北朝鮮外交官らが当初、こうした形での脱北を謀議したが、事件が発覚すると、北朝鮮当局の処罰を避けるため「襲撃された」と偽りの証言をしたということだ。
大使館に侵入した自由朝鮮の一行のうち唯一逮捕されたクリストファー・アン氏の弁護団は22日(現地時間)、米国連邦裁判所にこうした内容の意見書を提出した。中央日報が単独入手した弁護人の意見書全文によると、弁護団はこの事件を「北朝鮮外交官らが自由朝鮮と共謀して失敗した自作劇」と規定した。