イラン、連日「凍結資金合意」と広報…6月の大統領選を意識か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.24 15:30
イランが韓国の都市銀行に凍結されている原油輸出代金70億ドル(約7200億円)の凍結解除交渉を自国内の世論形成に利用しているという見方が出ている。
ロイター通信によると、イラン政府のラビエイ報道官は23日(現地時間)の記者会見で「韓国が米国の制裁で凍結したイラン中央銀行の資金を返すことで予備的合意に到達した」と明らかにした。特にラビエイ報道官は合意の最初の措置として、韓国にある凍結資金のうち10億ドルを受けるということを既成事実化した。これは「凍結資金の解除には関係国など国際社会との協議が必要」(崔英森報道官)という韓国外交部の立場と異なる。外交部は現在イランとの交渉が順調に進んでいるのは事実だが、凍結解除金額など具体的な事案は確定していないという立場だ。