【韓中ビジョンフォーラム】「米中どちらかを選ぶのではなく韓国の原則と立場を打ち出さなくては」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.24 11:41
米バイデン政権が発足して1カ月が過ぎた。トランプ政権時代に始まった米中対立は今後どのような様相で展開するだろうか。韓国はどのような戦略を設定し、どのような準備をして米中対立が呼び起こす荒波を乗り越えていくのか。第8回韓中ビジョンフォーラムは徐々に輪郭を表わしているバイデン政権の対外戦略を点検し、望ましい韓国の対応策を模索した。22日に開かれたフォーラムは現場提案とオンライン討論を並行する方式で進められた。
▽全在晟(チョン・ジェソン)ソウル大学教授(外交安保分野提案)=4日にバイデン大統領が重要な演説をした。トランプ政権時代の米国優先主義と違い、世界の利益が増進されてこそ米国の利益も増進されるとしながら米国のリーダーシップと正当性回復を強調した。インド太平洋調整官のカート・キャンベル氏がフォーリンアフェアーズに発表した論文も重要だが、民主主義世界の連帯強化と価値中心外交を前面に掲げている。当面の問題は中国が圧倒的だ。トランプ政権後期のように中国をイデオロギーの敵であるとか新冷戦的封鎖の対象と話すのは控えて分野別に中国の誤った行動を指摘する。経済部門での強圧的行動、技術部門での不法行動、中国国内問題を含めた人権問題などだ。