英国は高齢者、米国は看護師、南アフリカは大統領…韓国の接種第1号は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.23 09:34
26日から韓国国内で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まるが、「第1号ワクチン」を誰が接種するかをめぐり攻防が激しくなっている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領をはじめ、保健福祉部長官や疾病管理庁長など国家指導層が率先垂範すべきだという立場と、接種優先対象者ではないため公正性に背くという立場が対立している。韓国より先にワクチン接種を始めた世界各国では、接種第1号をどんな基準で決めたのだろうか。世界的に最初の接種対象者は大きく3つのモデルがみられる。
(1)高危険層の高齢者が優先
まず、新型コロナ高危険群に該当する高齢層を第1号ワクチン対象者に選定した事例だ。昨年12月8日に世界で初めてワクチン接種を始めた英国は当時91歳の誕生日を控えたマーガレット・キーナンさんを第1号対象者とした。英国政府は80歳以上や療養型病院の居住者や職員、高危険に露出したり健康状態が良くない国民保健サービス(NHS)職員を優先接種対象者に選定した。このうち高齢層が特に危険だという研究結果を反映した判断だった。フランスとスペインも昨年、それぞれ長期療養型医療施設にいるモリセトさん(78)と療養院に居住するアラセリ・ロザリオ・イダルコさん(96)を最初の接種者に選定した。