「最後の一滴まで絞り取る」日本も手に入れられなかった「韓国注射器」の正体(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.22 08:15
食品医薬品安全処によると、1ミリリットルの注射器を基準に不要な空間のせいで注射器の内部には満たされても、実際には使うことができず捨てるしかない残余額が一般注射器の場合、70マイクロリットル(1マイクロリットル=0.001ミリリットル)にもなる。ワクチンが入った瓶で1回投与量分を(0.3ミリリットル)抜き取っても結局70マイクロリットルまで加えられた量が注射器の内部に入るわけだ。
LDS注射器はこのような漏水分を25マイクロリットル以下に減らした。一般注射器と捨てられる量が3倍の差だ。LDS規格基準でも同じだが、実際国内会社が作ったLDS注射器は漏水分が5マイクロリットルにもならないという。新亜洋行側が韓国化学試験研究院に任せて残る量を実測したところ、4マイクロリットルしかならないことが分かった。事実上、残る量がほとんどないということだ。