【グローバルアイ】日本型防疫モデル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.07 07:31
日曜日だった今月5日、中央日報東京総局がある銀座はまるで真空都市のようだった。三越、ギンザシックスのような大型デパートが休業したのはもちろん、路地に軒を連ねていた小規模商店もほぼシャッターを閉めた。銀座の大通りは人っ子一人いない通りになった。週末の間、東京で261人のコロナウイルス感染症(新型肺炎)感染者が出てきて、人口1350万人の超大型都市・東京は急速に萎縮した。
東京の感染者数が突然増えたようにみえるが、事実、他の国ではこれが正常だ。中国、韓国、イタリアなど新型コロナが発生した国々は、グラフは45度に近い傾きで初期感染者数が急増する。全員の洗い出し検査と強力な外出禁止令を実施した後、一定時期に入れば韓国のような沈静局面に入る。ところがこれとは違うように、ゆるやかな増加曲線を示す国が日本だ。検査を選別的に行っている証拠だ。
日本は初めから重症患者を防ぐ側に対策の重心を置いた。無症状や軽い症状で終わってしまう場合が8割に達するということで、重症患者だけを選別して治療すれば感染者数も大きく増えずに終わらせることができると判断したのだ。中国武漢では死亡者9人が出てきた時、都市封鎖という強力な措置を取ったが、東京は死亡者が30人出てきた今になってようやく緊急事態宣言を準備している。経済対策とパッケージで発表するのに時期を調整しているのだ。