イランで解放の韓国人船員3人、帰国手続きへ…凍結資金は依然として難航
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.20 10:43
イランで解放された韓国人船員4人のうち3人が早ければ来週から帰国手続きを踏む予定だ。船会社側はこの3人と交代する韓国人3人を追加でイランに送るという。韓国の銀行にあるイランの凍結資金問題について両国政府が合意点を見いだせず、船舶抑留期間が長期化しているため、船員が交代するということだ。
イランが抑留している「韓国ケミ号」の船会社「DMシッピング」は19日、韓国外交部に「イラン現地にいる韓国人船員4人のうち3人と交代する韓国人人員が決まったので、彼らに対するビザ発行が早期に進行するよう支援してほしい」と要請した。滞留期間が長期化する中、イランに残っている韓国人4人のうち3人は最近、帰国の意思を明らかにし、残り1人は交代する人員が見つかるまでしばらく現地に残るという。船会社が今回募集した韓国人3人は、早ければ来週中にビザを受けてイランへ向かう予定だ。この3人が現地に到着してこそ、帰国意思を表した3人が出国できる。イランが公式的に拘束を解除したものの、事実上の「人質交代」と変わらないという指摘が出ている理由だ。