韓日外相間の通話まだ…冷え込む両国関係が背景か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.18 16:36
外交部の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官と日本の茂木敏充外相の初めての電話会談が前例に比べ遅れている。文在寅(ムン・ジェイン)政権は韓日関係改善も意識する様子だが、外相同士の通話すら先送りされている。
鄭長官は9日の就任から10日間で5人の各国外相と電話会談をした。12日に米国のブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相と通話した。続いて15日にアラブ首長国連邦のアブドラ外相、16日に中国の王毅外相と通話した。17日にはカナダのガルノー外相と通話した。
だが茂木外相との会談日程はまだ調整中だ。前任長官が米国より先に日本の外相と通話したのと比較すると異例だ。康京和(カン・ギョンファ)前長官は就任2日後の2017年6月21日に岸田文雄元外相と通話した。尹炳世(ユン・ビョンセ)元長官も就任4日目の2013年3月14日に岸田元外相と通話した。外交部のチェ・ヨンサム報道官は「唯一韓日外相間の通話が遅れている」という指摘に、「具体的に決まった事項はない」として言葉を控えた。元外交部高位当局者は「先月の裁判所の慰安婦賠償判決後、日本が韓国に対して相当に冷たくなった。全般的な信頼が壊れた状態に見える」と説明した。