韓国、社会的距離確保の緩和から2日で600人台…「第4波の前兆」との見方も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.17 14:07
韓国内の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染者数が約1カ月ぶりに再び600人台になった。社会的距離確保措置を緩和してから数日足らずで患者数が再び感染拡大に転じたのではないかという懸念が高まっている。「第4波の予兆の可能性がある」という見方まで出ている。
17日、韓国疾病管理庁中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準の新規患者は621人に増えた。先月10日(657人)以来、38日ぶりの600人台となった。1週間の一日平均国内発生新規感染者も405.85人で、社会的距離確保を緩和してから2日間で2.5段階(400~500人)の基準を超えた。通常、新規患者の統計は1~2日前の検査量が反映されため、月~火曜日は、患者数が減少し、週の真ん中の水曜日から患者が増加する傾向がみられる。当局はこれを根拠に水~木曜日の統計を見なければ拡散傾向を明確に推し測ることができるとみているが、感染者が600人台になり、これまで停滞していた第3波が再び拡大するのではないかという懸念が出ている。5人以上の集まり禁止を除けば、全国の社会的距離確保が一段階ずつ引き下げられたことで防疫措置が大きく緩和されたのも不安を高める。