韓経:「対北政策」調整を担った韓国外交長官…「韓米外相会談を早期に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.10 09:24
新しい外交指令塔となった韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が9日、就任式で「韓半島平和プロセス政策は選択でなく必ず進むべき道」と強調した。鄭長官は韓半島(朝鮮半島)平和プロセス再稼働のために米朝対話再開ムード形成に積極的に取り組むとみられる。しかしこの政策構想の根幹となる「トップダウン」方式の対北朝鮮接触に否定的な見解を示したバイデン政権の協力を引き出すのは難しいという見方が多い。
鄭長官はこの日、ソウル都染洞(ドリョムドン)外交部庁舎で開かれた就任式で、「国際情勢の不確実性が深まり、先制的かつ戦略的な外交が要求される場合、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着を実現すべきという課題がある」とし、このように述べた。続いて韓米同盟について「我々の外交の根幹」と評価した。代表的な「米国通」に挙げられる鄭長官は、バイデン政権が発足した先月20日、新外交長官に指名された。これに対し外交関係者の間では、米国の新政権との対北朝鮮政策調整に向けた長官交代という分析が出てきた。