韓経:バイデン氏「反中路線参加」の圧力を予告…韓国「綱渡り外交」が問われる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.06 08:55
民主党大統領候補であるジョー・バイデン前副大統領が第46代米国大統領に当選することが確実視され、今後の韓米関係と韓半島(朝鮮半島)の情勢にもたらされる変化に関心が集まっている。「米国優先主義」を前面に出して同盟国に圧力をかけてきたドナルド・トランプ行政府とは違い、新たに発足するバイデン行政府は「多国間主義」に基づいてグローバルリーダーシップを強化することに外交政策の焦点を当てるだろうというのが専門家らの観測だ。防衛費分担金問題などに不協和音が生じていた韓米同盟も次第に本来の席に戻るだろうという見通しが優勢だ。
同盟の価値を重要視するバイデン氏と米国民主党の伝統的な外交安保路線がむしろ米中間の均衡・中立の外交路線を貫く文在寅(ムン・ジェイン)政府に負担になるだろうという懸念も提起される。激化しつつある米中覇権争いの中で韓国政府の綱渡り外交が重大な分岐点に立たされるという分析だ。