<バイデン-菅蜜月>中国牽制-北核対応、日米がさらに緊密連携
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.02.06 11:11
バイデン政権の発足以降、日米関係がさらに強まっている。バイデン大統領は先月28日、菅義偉首相と電話会談をした。就任後、アジア国家の首脳との最初の電話会談だった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談より1週間ほど早かった。
米国大統領の就任後、首脳の電話会談の順序は通常、米国の外交の優先順位を反映する。それだけに今回の電話会談はバイデン政権が日本をアジアで最も重要な同盟であり、友邦と認識しているという意味と受け止められている。米国が日本を「コーナーストーン(cornerstone、礎)」と見なす同盟戦略に変わりはないという予告ということだ。
日米両国がバイデン時代を迎えて従来の蜜月関係をさらに強化しようとするのは、東アジアの平和と安定、中国牽制、北朝鮮核問題への対応など各種懸案でお互いの利害関係が一致するためというのが、専門家の共通した分析だ。こうした協力構造をさらに強固にする核心的な要素は大きく4つある。▼インド太平洋戦略の強化▼尖閣諸島(中国名・釣魚島)紛争▼クアッド(Quad)協議体の拡大▼北朝鮮核問題への共同対応--だ。