文-バイデン大統領、最初の電話会談から見解の違い鮮明に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.05 07:05
ジョー・バイデン氏の大統領就任から14日が経過した4日、韓米首脳電話会談が行われた。
この日午前8時25分から57分まで32分間行われた会談直後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はすぐにツイートを上げた。文大統領は「私とバイデン大統領は共同の価値に基づく韓米同盟を一次元アップグレードすることを約束した」と明らかにした。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の姜ミン碩(カン・ミンソク)報道官は会見で「両首脳は韓米同盟を韓半島(朝鮮半島)とインド太平洋地域の協力を越えて民主主義・人権増進に寄与する包括的戦略同盟として引き続き発展させていくことにした」と明らかにした。
文大統領が自ら価値同盟を強調して「アップグレード」と表現したことは、バイデン政府の対中圧迫政策に呼応しようとする趣旨ではないかとみられる。バイデン大統領はこれまで自由や人権など民主主義の核心価値を共有する同盟・友好国と連合して中国を牽制(けんせい)するという意思を明らかにしてきたためだ。国立外交院のキム・ハングォン教授は「『アップグレード』という表現は、韓米同盟を中心に南北関係と対中政策に取り組んでいくという意志表明だとみることができる」と話した。北核問題に関連し、姜報道官は「バイデン大統領は韓半島問題解決の主な当事国である韓国側の努力を評価した」と強調した。