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貪欲・利己主義・買い占め…「ワクチン民族主義」暗礁にコロナ脱出座礁の危機

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.02 14:19
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新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のワクチン確保と供給に富裕国と開発途上国の間で顕著な差が見られ、「ワクチン格差」解消が新たな世界の問題として浮上している。欧州連合(EU)がワクチン供給の遅延を懸念し、アストラゼネカのワクチン工場がある英国を圧迫しているが、世界の多くの国はワクチン接種どころか確保も十分にできずにいる。

◇1億人接種時代…70%の集団免疫目前の国も

 
先月、世界の新型コロナ感染者が1億人を超えたのに続き、今月はワクチン接種者も1億人を超えることになる。1日、ブルームバーグ通信の集計で、世界の接種は9830万人で1億人が目前だ。国連が集計した世界人口が現在78億人だから接種率は7.53%だ。

ジョー・バイデン米大統領の最高医学諮問役のアンソニー・ファウチ米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長は、昨年12月にニューヨーク・タイムズ(NYT)のインタビューで、接種率が70~90%に達すると集団免疫が形成されると述べた。世界保健機関(WHO)は、これを60~70%と見た。世界的に集団免疫が形成されれば、通常の生活への回帰が可能になるものと予想される。

ブルームバーグの集計によると、米国は人口3億3100万人のうち、現在までに3180万人が1回以上接種し、9.75%の接種率を示す。現在の一日135万人の接種率を維持すれば、222日で全体に、140日で人口の70%に接種が可能だ。早ければ今後約5カ月後の6月末頃に集団免疫の形成を期待することができる。

英国は人口6790万人で、今まで937万人が接種し、接種率は14.2%だ。一日38万人のペースで接種しているため、残りの人口の70%が接種するには100日程度かかる見通しだ。接種率が世界最高イスラエルは人口866万人の53.58%にあたる485万人が1回以上接種し、接種率が53.6%に及ぶ。一日17万人が接種しているため1週間余りで人口の70%が接種できる。英国は5月初め、イスラエルは今月中に集団免疫の段階に達することができる。

欧州連合(EU)は、これに比べれば劣っている。人口4億4600万人で現在まで1227万人が接種し、接種率が2.76%だ。一日53万人のペースだから70%が接種するには566日(1年7カ月)程度かかるということだ。一部の加盟国で官僚主義などで接種率が遅いうえ、アストラゼネカワクチンの出荷が遅れてワクチン大乱を経験している。

◇ワクチンの供給と需要の不均衡…現在84億回分の契約

しかし、ここまでは富裕かつ社会的条件が良い国や地域の話だ。現在、世界のワクチン接種率は一日420万人の水準だ。このペースでは世界人口78億人の70%がワクチンを1回ずつ接種するのに1833日(約5年)はかかるということだ。

現在、世界的にワクチン供給量が接種需要に追いついていない。ブルームバーグは現在、世界で84億9000万回分に相当する110件以上のワクチン供給契約が行われたと推定した。ほとんどのワクチンが2回接種だから、世界人口78億の54%に免疫力を提供できる分量だ。しかし、この量がすべて緊急使用許可を受けて生産・供給されるには2022年か、それ以降まで待たなければならないとの見方を示した。ワクチンによる免疫力の確保には、まだ時間が必要だ。

さらに問題は、ワクチン欲だ。ワクチンを富裕国や大国、生産拠点(委託含む)を擁する国が独占している。一部の国ではまだ緊急使用許可も受けていない品目を含めて人口の何倍にもなる量を確保し、グローバルワクチンブラックホールになっている。(以下、単位は回分)

◇インド22億、EU14億、米国10億…公平分配のコバックスはわずか7億

世界のワクチン倉庫の事情を見てみよう。人口13億人のインドはアストラゼネカとノババックスをそれぞれ10億ずつ、ガマレヤ(スプートニクV)2億など計22億を確保した。インドはワクチン委託生産工場を運営している。人口4億4600万人のEUはアストラゼネカとファイザー、サノフィ、GSKワクチンを各3億ずつ、キュアバック102億2500万、ジョンソン&ジョンソン2億、モデルナ8000万など計14億500万の供給を受けることにした。

米国もアストラゼネカ3億、モデルナ・ファイザーを各2億、ノババックス1億1000万、ジョンソン&ジョンソンとサノフィ・GSKを各1億など、計10億1000万確保した。3億3100万の人口に対して有り余る量だ。

人口6800万人の英国は自国の工場にあるアストラゼネカ1億をはじめ、ノババックス、サノフィ、GSK、バルネバを各6000万、ファイザー4000万、ジョンソン&ジョンソン3000万、モデルナ1700万など、全部で3億6700万を導入予定だ。人口3760万人のカナダも7種類のワクチンを2億3400万導入する計画だ。

国際的に公平なワクチン分配を目的として運営されているコバックスファシリティーはアストラゼネカ3億、UBI2億、サノフィ・GSK2億など計7億を確保した。今年末まで供給目標の20億には遠く届かない。資金もネットワークも十分でない多くの発展途上国がコバックス頼みだが、現実は芳しくない。

◇世界62カ国で接種…概して富裕国

現在の接種状況を見ても、国際ワクチン格差が明確に表れている。ブルームバーグの調査によると、現在までに少なくとも62カ国がワクチン接種に入った。先週はミャンマー、バングラデシュ、ネパール、ブータン、モルディブ、セイシェルがインドのワクチン支援を受けて接種を始めた。富裕国である北米や欧州地域を除く接種国は多くない。主要な地域連合単位で接種状況を見たところ、状況は深刻だ。

会員国22カ国の人口が4億2300万人にのぼるアラブ連盟(AL)は、現在、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、クウェート、オマーン、エジプトの6カ国のみ接種している。エジプト以外、いずれも富裕な産油国だ。アラブ連盟は、言語と宗教の同質性が強いが、経済力とワクチン接種では平等とは距離が遠い。アラブ連盟の平均1人当たりのGDPは2020年の推定で4200ドル(約44万円)だ。

◇アフリカ国家、ワクチンから疎外

人口13億2100万の55カ国の会員国から成るアフリカ連合(AU)で接種局は、アラブ連盟加盟国でもあるエジプトを除けば、ギニア・セイシェルだけだ。アフリカ大陸初の接種国ギニアは、ロシアのガマレヤ研究所のワクチン(スプートニクV)を55人に接種しただけだ。セイシェルはインド洋の人口8万人の小さな島国で、インドのワクチン支援を受けた。アフリカ連合は、平均1人当たりのGDPが2200年の推定値で1958ドルだ。

加盟国10カ国の総人口が6億6100万に及ぶASEAN(東南アジア諸国連合)では、シンガポール・インドネシアに続き、インドの支援を受けたミャンマーが接種に入った程度だ。インドネシアとマレーシアも近いうちに接種を開始する。ASEANの平均1人当たりのGDPは5017ドルだ。

資料を公開した国のワクチン契約量を調べても事情は同様だ。アラブ連盟では、エジプト(61%)、バーレーン(36%)、アラブ首長国連邦(36%)、ASEANではインドネシア(50%)、マレーシア(46%)、フィリピン(36%)、ベトナム(21%)、アフリカ連合では南アフリカ(6%)・民主コンゴ共和国(10%)にすぎない。それ以外の国は5%未満だ。接種国の中でも、シンガポール、サウジアラビア、クウェート・バングラデシュ・ニューギニアなどは、現在確保率が5%に満たない。ワクチン確保には経済力と情報力、外交力、行政力が同時に必要だということを示している。科学技術に基づいて未来を見通すビジョンとリーダーシップも必要だろう。

◇国際ワクチン格差を克服する多国間外交が必要

国際ワクチン格差は経済格差、デジタル格差に劣らず、ポストコロナ時代の国際秩序に否定的な影響として作用する可能性が高そうだ。これを解決する国際的な努力が切実だ。

新型コロナを克服するためには、全世界が集団免疫を確保しなければならない。特定の国や地域だけ集団免疫を回復することでは正常化は難しい。海外旅行や交流なしに国や地域内でのみ正常に回復することはコロナ克服の意味がない。世界が開かれているグローバル時代だからだ。国際ワクチン格差はポストコロナ時代に国際社会が膝を突き合わせて解決すべき問題として浮上している。特定の国の人道主義的措置に依存することもできない。国際機関や連合体での多国間外交で解決すべき課題だ。それでも、このような時代に自国のワクチン物量の一部を、国境が接している、またはインド洋にある一部の国と分け合ったインドが際立って見える。

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