<Mr.ミリタリー>対北朝鮮強硬一色のバイデン政権…北は玉砕戦略で持ちこたえるのか(1)
北朝鮮が前例にないほど静かだ。米国のバイデン政権の外交安全保障チームが対北朝鮮強硬一色で構成されているが、北朝鮮からは一言半句もない。特殊・斬首作戦が専門のロイド・オースティン国防長官、北朝鮮の完全な非核化を要求するトニー・ブリンケン国務長官、カート・キャンベル・ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)インド太平洋調整官、金正恩(キム・ジョンウン)分析家のジョン・パク国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)らが布陣した。北朝鮮の金正恩総書記には身動きが取れない状況が構築されつつある。北朝鮮は新しい戦略に切歯腐心するようだ。
北朝鮮の核開発戦略は、時間が必要な時は交渉テーブルに出て、思惑が表れれば局面を壊す。北朝鮮はジュネーブ基本合意(1994年)、6カ国協議(2007年の2・13合意)、トランプ政権まで3回の非核化交渉をしたが、終盤にすべて放棄した。その間、北朝鮮の核能力は「核物質確保→核実験・核兵器生産→核武装強化」と向上した。善意で核交渉を始めた誠実な韓米はいつも不覚を取った。このような過程は30年近く繰り返された。過去3年間のトランプ大統領との交渉も同じだ。米朝核交渉の失敗の原因が金正恩総書記の弱い非核化意志だったのか、それとも欺まん戦略だったのかは確認するのが難しい。しかし北朝鮮は過去のように交渉期間を活用して追加制裁を避けながら、核武装完成段階まで来たのは事実だ。結果的に北朝鮮は交渉を名分に欺瞞戦略に成功したということだ。