慰安婦賠償判決で浮び上がった…3年間誰も手を付けられなかった56億ウォン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.28 06:51
今月8日、韓国裁判所の慰安婦被害者賠償判決で一次的な司法の正義は実現したが、実際の賠償まではまだ道のりは長い。日本公館の差し押さえなども議論されているが、現実性が低いうえに韓日関係を破局に追い込みかねない。そのような中、2015年韓日間慰安婦合意によって日本政府が予算から拠出し、今は性格が曖昧な和解・癒やし財団の残余基金56億ウォン(約5億2600万円)が再び注目を集めている。
(1)「日本の拠出金」、いくら残っているか
日本政府は2016年の財団発足と同時に、合意した通り10億円(当時のレートで約108億ウォン)を拠出したが、文在寅(ムン・ジェイン)政府は慰安婦合意に重大な誤りがあるとし2018年に財団解散を決めた。10億円を財源として被害者と遺族に支援金を追加支給することも中断した。