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「痛みを除いて問題ない」…イスラエルで韓国人家族がワクチン接種

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.27 10:28
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イスラエルで20年以上暮らしているイ・ガングンさん(55)の家族は今月、新型コロナワクチン1次接種を終えた。14日にイさん、17日に息子ホンジェさん(21)、19日に妻イ・ヨンランさん(49)、20日に娘ユジョンさん(19)がファイザーのワクチンを接種した。

イさんは25日、中央日報の電話インタビューで「接種後、家族全員は健康だ。来月は2回目の接種をする」と伝えた。イさん夫婦は年齢を基準に接種対象となり、軍人の息子と娘も優先接種対象に入った。韓国のように徴兵制を実施するイスラエルでは男女ともに義務服務をする。

 
すでに家族全員が接種できたのは、イスラエルのワクチン接種ペースが世界で最も速いからだ。アワー・ワールド・イン・データによると、25日基準でイスラエルは人口比ワクチン接種率が30.77%で圧倒的な世界トップ。全体人口約860万人のうち260万人が1回目の接種を終え、このうち約120万人は2回目の接種も終えた。先月20日に60歳以上から始まった接種対象年齢はすでに40代にまで下がっている。大学入試を控えた16-18歳の青少年を対象にした接種も始まった。3月末までに全国民の接種を終えるというのがイスラエル政府の目標だ。このため世界で最初に「集団免疫」を宣言する国になると予想される。

イスラエルでワクチン接種は義務でなく選択だ。しかし政府の迅速なワクチン確保とよく整った医療システム、国民の強い共同体意識という「3拍子」が、高い接種率として表れたという評価だ。

イ・ガングンさんもワクチン接種をした理由を「新型コロナに勝って日常生活に戻ることができる唯一の方法であり、私が感染せず、私のために他の人が感染しないようにするため」と説明した。家族の中で最初に接種したイさんは「接種を控えて緊張していた妻と子どもに『安心して接種すればいい』と話した」とし「家族全員が心配せずに接種できたというので良かった」と話した。イさんは来月から接種を開始する予定の韓国の国民の理解を助けるため、接種当時の映像も中央日報に送った。

イさんは現地でエルサレムユダヤ学研究所の所長兼牧師として勤務している。2007年にイスラエル名門ヘブライ大で政治学博士学位を取得した。イスラエル韓人会長(2011-14年)を務め、2019年にイスラエルのリブリン大統領が訪韓した際には公式随行員として訪韓した。以下はイ・ガングンさんとの一問一答。

--イスラエルの接種ペースが特に速い理由は。

「まず患者中心の医療システムを挙げることができる。イスラエルでは4カ所の健康管理機関(HMO)のうち希望する1カ所を選択し、国民健康保険に加入することができる。途中で別の機関に変更することもできる。自分の取引銀行を自由に選択するようにだ。加入者は各機関と関連している病院で診療を受ける。各機関が顧客誘致のために競争する過程で自然に医療サービスの質が高まる。迅速で親切だ。新型コロナのワクチン接種も同じだ。私たちが暮らす街にもこれら機関4カ所がそれぞれ運営するワクチン接種所がある。接種予約からすべての過程が容易だ。またイスラエルの軍事中心文化も大きな影響を及ぼした。イスラエルは近所のおばあさんが「私が落下傘部隊にいた頃は…」という経験談を話すほど、18歳以上の成人男女は全員が軍隊服務経験がある。除隊後も予備軍は厳しい訓練を受ける。このためワクチン接種は強制でないが、国家的なキャンペーンに参加すべきという考え方が強い。キブツ(kibbutz、生活共同体)による共同体意識も作用したようだ」

--ワクチン接種までどんな過程があったのか。

「健康管理機関から私が接種対象(55歳以上)になったと伝える文字メッセージが送られてきた。機関のアプリケーションで希望する接種所と日時を選択した。予約当日の2日前から予約日程を伝えながら変更がないかどうかを確認する自動応答システム(ARS)電話がくる。当日の朝には職員が直接電話で予約時間に来るかどうかを確認する。もしその時間に来られない人がいる場合は他の人に機会を与えようということだ。接種病院は自宅から車で5分の距離にあった。予約時間より20分早く到着したが、10分も待たずに接種室に入った。注意事項を聞いてワクチンを接種するのに3、4分ほどかかった。医師1人が最大7分間で1人に接種するシステムを組んだという。接種後は副作用がないか確認するため病院で15分間ほど待たなければいけない」

--接種後に副作用はなかったか。

「私はインフルエンザのワクチンを接種した時のように接種部位に少し痛みがあることを除いて特に症状はなかった。軍人の息子と娘も接種後すぐに軍の業務に復帰するほど症状はなかった。ところが妻は接種5分後に寒気を感じ、動悸があった。血圧が一時的に上がったりもした。医療スタッフが確認したところ、寒気はワクチン接種による免疫反応として表れる一時的な副作用で、残りの症状は緊張が原因ということだった。実際、症状は10-15分ほど経過すれば正常に戻った」

--自発的にワクチンを接種した理由は。

「新型コロナを克服して日常生活に戻ることができる唯一の方法だと考えた。感染から自分はもちろん、他の人も守りたかった。1回目の接種後に受けた認証ステッカーを財布に貼っている。他の人を安心させるためだ。ステッカーには『私は新型コロナワクチンを接種した。みんなの健康のために』と書かれている」

--すでに家族全員がワクチンを接種したケースは世界的にも多くない。

「感謝することだ。軍人の息子と娘は優先接種対象だったが、同じく接種は必須でなく選択だった。子どもたちは私に電話で接種後の症状を尋ね、接種すべきかどうか助言を求めた。妻は副作用の事例があるというニュースを見て不安を感じていた。家族を安心させて接種を促した。子どもたちから『父のおかげで心配なく接種できた』という声を聞いたので良かった」

--2回目の接種はいつするのか。

「私は来月4日だ。接種2週後には国から『グリーンパスポート』を受ける。これがあれば海外訪問後の自宅隔離が免除され、各種文化行事やスポーツ観戦、飲食店の利用が自由になる。私はユダヤ学研究所の仕事のため年に何度か韓国を訪問するが、コロナ事態のため昨年は行けなかった」

--イスラエルはワクチン接種が速いが、感染者数も多い。25日には8000人を超えた。

「3回目となる封鎖期間が今月末まで延長された。ショッピングモールは店の半分ほどが閉まっている。イスラエルに居住する韓国人は700人ほどいる。聖地巡礼など旅行業に従事する人たちも少なくないが、打撃が大きい。韓国に戻ってオンライン授業に変更した留学生もいる。しかしワクチン接種が速いペースで進み、雰囲気も変わっている。留学生の間で『接種対象が留学生に拡大すればイスラエルに戻って接種するのがよい』という話が出ている。また、ワクチン接種後に『感染率が落ちた』『抗体ができた』という研究結果が次々と出ていて、遠からずワクチン接種の効果が表れるという期待が出ている」

--防疫やワクチン接種状況は政府の支持度にも影響を与えるのか。

「感染者が多いため、『防疫に失敗した政府』という評価を受けた。しかしワクチン接種が始まって状況は反転した。ワクチン早期確保のために政府はモサド(諜報機関)を動員し、ネタニアフ首相はファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)と17回も電話をした。首相が国民より先にワクチンを接種して接種を促した。イスラエル内部では『政府がワクチン確保と接種のために最善を尽くした』という評価が出ている。こうした状況が3月の総選挙でネタニアフ首相に有利になるという見方も出ている」

--韓国も来月から新型コロナワクチン接種が始まる予定だ。

「新型コロナのワクチンは新型コロナと戦って勝つ唯一の方法だ。私は接種した後、妻と2人の子どもにも接種を勧めた。先に接種した者として、接種対象者になれば安心してワクチンを接種するべきだと勧めたい」

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    2021.01.27 10:28
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    イスラエルに居住中のイ・ガングンさんと妻イ・ヨンランさんが新型コロナワクチン1次接種後に受けた認証ステッカーを見せている。イ・ガングンさんはステッカーを財布に貼るという。 [写真=イ・ガングンさん]
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