財政・宅配・半導体が支えた韓国経済、実質所得は2年連続減少
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.27 09:50
世界経済を沈滞の泥沼に追いやった新型コロナウイルスにより韓国経済は通貨危機から22年ぶりにマイナス成長した。だが成績表は悪くない。韓国銀行が26日に明らかにしたところによると、2020年の国内総生産(GDP)成長率はマイナス1.0%を記録した。1998年のマイナス5.1%以降で最も低い。韓国経済が後退したのはオイルショックがあった1980年のマイナス1.6%と98年に続き昨年が3回目だ。
消費は凍りついた。昨年の民間消費はマイナス5.0%で、98年のマイナス11.9%以降で最低となった。政府消費は5.0%増えたが2019年の6.6%より増加幅は減った。設備投資は6.8%増でプラスに戻った。昨年下半期の反騰にも年間輸出は2.5%減とマイナスに転換し、89年のマイナス3.7%以降で最低を記録した。