韓経:「生涯かけた創業50年の事業たたんだ」…韓国中小製造業者社長の涙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.26 10:30
仁川(インチョン)西部地方産業団地にあった創業50年の鋳物会社C社は今月初めに事業をたたんだ。建設重装備など産業機械部品を生産し中小ベンチャー企業部から「優秀中小企業」に選ばれたりもした会社だ。この会社の社長は廃業した理由を「希望が見えないので」と話した。
昨年の新型コロナウイルスの余波で注文量が半分以上急減した上に、主原料であるくず鉄価格は1年間で約50%上がった。こうした中、今年に入り従業員300人未満の事業所に週52時間労働制が施行され、産業災害による死亡事故発生時には企業家を1年以上の懲役刑で処罰する重大災害法まで導入され廃業を決めた。彼は「一生をかけた企業なのでどうにか事業を続けたかったが、二重三重の規制まで増える状況に手を上げた」とした。