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「トランプ氏が金正恩氏にあまりにも譲歩…挑発は米朝協議を遅らせるだけ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.21 10:58
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「我々は北朝鮮に挑発するなというメッセージを送った。挑発は4回目の米朝首脳会談を難しくするだけだ」。

20日(現地時間)のバイデン大統領の就任直後、北朝鮮がミサイル試験をする可能性があるという見方について、米下院外交委員会アジア太平洋小委員長のアミ・ベラ議員(カリフォルニア州)は憂慮と同時に警告のメッセージを出した。19日の中央日報の電話インタビューでだ。

 
ベラ氏は米朝首脳間の対話に反対しないと述べながらも、今は新しい韓半島(朝鮮半島)担当チームを構成し、同盟と協議の過程を踏むのが先だと強調した。トランプ大統領の米朝首脳会談については「北朝鮮にあまりにも多くのことを譲歩して放棄した」とし、縮小された韓米連合訓練の再開などに言及した。また、バイデン時代にはトランプ式の「予測不可能」な対北朝鮮接近法から抜け出し、韓米間で「より多くの対話と協力があるだろう」という見方を示した。

トランプ政権で難航していた韓米防衛費交渉も「すぐにもテーブルに座って結論を下し、現水準で妥協するはず」と予想した。米国防長官に指名されたロイド・オースティン氏が承認公聴会の答弁資料で「韓国と防衛費分担交渉を早期に妥結する」と明らかにしたのと軌を一つにする。在韓米軍の規模については将来的に交渉はあるかもしれないが、今はその時期でないという考えを示した。

民主党所属で2013年に下院議員となったベラ氏は知韓派議員からなる「コリアコーカス」の共同議長だ。昨年11月にはトマス・スオジ下院議員と韓米同盟強化決議案を代表発議し、通過させた。以下は一問一答。

--韓米関係においてトランプ政権と次期政権の最も大きな違いは何か。

「我々の議会もそうだが、韓国政府もトランプ大統領がどの方向に進もうとするのか予測するのが難しかったはずだ。4年前を思い出してほしい。『炎と怒り』を話した後、突然、米朝首脳会談を開催した。トランプ政権の朝鮮半島政策を一言で表現すれば『予測不可能』だ。今後、朝鮮半島問題において米国と韓国の間にはもう少し多くの対話と協力があるだろう。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はバイデン氏が最初に電話をした人たちの中の一人だ。バイデン氏とトニー・ブリンケン氏(国務長官に指名)、新しい外交安保チームは直ちに両国の強い同盟関係を再確認するだろう」

--トランプ政権は米朝首脳会談を成果と強調しているが。

「私は対話に反対しない。しかし最初の首脳会談でトランプ大統領は北朝鮮にあまりにも多くのことを譲歩して放棄した。韓米合同軍事訓練を縮小したことなどだ。こうした訓練は両国にとって重要だった。私の考えでは一部の合同訓練は再開されるだろう」

--北朝鮮がバイデン氏の就任式に合わせてミサイル試験発射をする可能性があるとうい報道が出ている。

「我々はその間、北朝鮮と金正恩氏にそのような挑発をするなというメッセージを送ってきた。彼は米国に新政権が発足するたびに挑発をすると知られている。しかしそのような挑発は、対話テーブルで向き合うことや将来の4回目の米朝首脳会談をさらに難しくするだろう」

--近い将来、バイデン新大統領と金正恩委員長が会うことはあるだろうか。

「ひとまずバイデン大統領が朝鮮半島チームを構成し、韓国に新任大使も送らなければならず、北朝鮮問題を担当する特使も必要だ。こういうことが今は急がれる。その後、韓国政府だけでなく日本など地域内の同盟と協議をしながら、対北朝鮮政策の方向と戦略を立てられることになる」

--韓米防衛費分担金交渉にはどのような影響があるだろうか。

「トランプ政権の要求レベルはあまりにも高かった。(韓国が)信義を持って分担を増やしたことについてありがたく思う。バイデン政権はすぐに交渉の場を設けて結論を出し、現在の水準で妥協すると考える。これは両国が最初に結論を出すことができる問題だ。民主党、共和党ともに議会レベルでも結論を出すことを望んでいる」

--トランプ政権で在韓米軍の縮小が随時言及されてきたが。

「今は縮小する時ではない。将来そのような議論が出てくることはあるだろうが、今は北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)をテストするとし、中国との緊張が高まっている時だ。議会でも民主党・共和党議員ともにそのような時期ではないと考えている。在韓米軍の縮小はトランプ大統領一人が話すことだ」

--6日に暴徒の連邦議会乱入という事件が発生した。当時は議会にいたのか。

「下院会議場にいなかったが、議事堂内にいた。米国の歴史で悲しい日だった。トランプ政権の失政がピークとなった日でもあった。いま考えてみると、上下院議員がその日夜に会議場に戻り、バイデン氏とハリス氏の当選認証を終えたことは非常に重要で評価されることだった。これを受け、明日(20日)はバイデン大統領とハリス副大統領への平和な政権移行を見ることができる」

--トランプ大統領の弾劾訴追案が下院を通過した。任期を終えた大統領をあえて弾劾する必要があるのかという声も出ている。

「トランプ大統領を弾劾したのは、彼が公正な選挙を覆そうとし、我々の憲法、民主主義の原則に背いたからだ。これは我々にとって重要なことだ。それで下院が行動した。次は上院の番だ。弾劾は彼を単に執務室から追い出すのではなく、今後出馬できないよう阻止することでもある。私は議会がトランプ大統領が今後出馬しないようにすべきだと強く信じている。大統領職だけでなく、いかなるポストにもだ。5日に決選投票があったジョージア州連邦上院議員の結果が承認された。ジョン・オソフ、ラファエル・ワーノック氏の2人の民主党候補の当選が認証され、上院の構成は民主党と共和党が50対50になった。キャスティングボートを握るカマラ・ハリス副大統領が上院議長であるため結果的に民主党が多数党になったが、大統領弾劾が決定されるためには全体議席の3分の2が賛成しなければならない。ところがこの日、共和党第1人者のミッチ・マコーネル上院院内総務がトランプ大統領を『議会乱入事態の責任者』と批判した。共和党内の票も分からなくなった」

--上院弾劾審理で有罪決定が出る確率をどの程度と見ているのか。

「すべての上院議員がその日の暴動を見た。選挙に敗れたトランプ大統領が権力を手放さず次の政権を転覆させようとするのを目撃した。ファクトは明確だ。私は同僚の上院議員、特に共和党の同僚がこのような部分についてよく理解していると信じる。トランプ大統領が我々の民主主義に及ぼした危険をよく知っているだろう」

--「トランプ大統領は去ってもトランピズムは残る」という声もある。

「米国内に人種差別と白人中心の国粋主義があるということはみんな知っていた。ところがそれが今回、公開的に表れた。我々はもう正面から立ち向かい、これに率直に認めて勇気と信念を持って行動しなければいけない。6日に起きたことのおかげで(こうした行動が)むしろ容易になったかもしれない。いま法執行機関が暴動を起こした人たちを逮捕している。今後2年間、議会もこの問題に関連して積極的に動くだろう。6日は我々の民主主義において大きな危機だった。しかしこれを経験して、我々の民主主義はより良くなり、強くなるだろう」

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