【コラム】トランプ支持者の騒動で頭を悩ませる韓国外交(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.14 11:05
6日、米ワシントンではトランプ支持暴徒が連邦議会議事堂に乱入するという希代の事件が発生した。すると多くの現地メディアは同じ論調の記事を掲載した。「バイデン次期大統領が構想中の『民主主義のための首脳会議』が必要なところは世界ではなく米国だ」というものだ。
今回の議事堂乱入事件の最大の被害者はもちろん、米国の民主主義だ。しかしこれに劣らず致命傷を受けたのが、バイデン政権が推進しようとする多国間主義外交政策だ。バイデン氏は選挙運動中「米国が帰ってきた(America is back)」というスローガンを掲げ、世界秩序の守護者としての地位を取り戻すと強調してきた。注目すべき点は、バイデン政権の外交の核心に反中情緒があり、これを実現する核心手段がまさに「民主主義首脳会議」という事実だ。