【中央時評】奇異な政治ショーと左右分別=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.12 11:25
2016年10月、朴槿恵(パク・クネ)-崔順実(チェ・スンシル)ゲートで触発した大規模なろうそく集会が始まった。翌年3月には憲政史上初めて大統領が罷免、逮捕され、5月に文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足した。人々は一連の過程を「常識の回復」と言った。2019年8月にチョ・グク(法務長官)事態が発生し、政略的な検察改革をはじめとする相次ぐ失政で文在寅政権に対する世論が悪化した。2020年12月にチョ・グク元長官夫人の情景芯(チョン・ギョンシム)教授が有罪判決を受け、尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が業務に復帰した。人々はまた「常識の回復」を話した。
常識とは「一般的な人が持っている、または持つべき知識や判断力」をいう。常識は一つではない。ある人に常識であることが他の人には常識でないこともある。ある社会で常識であることが、別の社会ではまだ常識ではなく特別なことかもしれない。社会がより良くなるというのは、常識でなかったことが常識になっていくことでもある。