【時論】経済政策の大転換なく韓国経済は「牛歩」を抜け出せない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.08 11:43
駆け足をして転倒すると、立ち上がっても以前と同じ速度で走るのは難しい。このような現象を経済学では履歴現象(Hysteresis)と呼ぶ。2020年に新型コロナパンデミック(大流行)の衝撃を受けた世界経済は、今年は履歴現象が表れる可能性が高い。
過去の事例に目を向けると、パンデミックのような衝撃を経験した後、経済は回復初期に過剰上昇し、その後は長期沈滞期を経て新しい成長軌道に入る流れを見せてきた。購買者指数(Global PMI)を眺めると、世界経済は昨年4月に最低水準となり、7月に回復し、11月まで過剰な上昇局面を見せた後、コロナの第3波で昨年11月から調整様相となっている。