7000人密集「ノーマスク」北朝鮮党大会…「防疫業績」誇示するか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.06 17:59
北朝鮮が5日、5年ぶりの労働党第8回大会を「ノーマスク」で開催した。北朝鮮メディアの6日の報道によると、今回の党大会に参加する代表者は中央党幹部250人、各組織代表4750人の5000人で、5年前の3667人に比べ大幅に増えた。傍聴客もやはり1387人から2000人に増え、代表と傍聴客を合わせると7000人に達する。それでも北朝鮮メディアが6日に公開した写真を見ると、参加者は全員マスクを着用しておらず、社会的距離確保もなく詰め合って着座した。これまで新型コロナウイルス防疫のために国境まで全面封鎖した北朝鮮が、労働党の高級幹部が大挙参加する党大会を実際にノーマスク密集大会で開いたのだ。特に党大会は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が現場で直接主宰する席であるだけに「最高尊厳」の安危と関連している。
このため北朝鮮がノーマスク党大会を通じ内外に新型コロナウイルス防疫成功を主張し、「防疫業績」を誇示するのではないかという観測が提起されている。仁済(インジェ)大学統一学部のチン・ヒグァン教授は、「党大会には金委員長が直接参加するだけに、参加者をすでに昨年12月初めから自宅隔離と検査などを通じて徹底的に管理しただろう。新型コロナウイルス第3波に苦心している国際社会とは違い、北朝鮮は新型コロナウイルスの安全地帯であることを誇示し内部的に宣伝しようとする狙いかもしれない」と分析した。