韓経:速くなるESG時計…サムスン電子や現代自動車など「超緊張」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.04 11:58
企業で新たな生産設備を稼動したり売り上げが急増する時に気を揉む人たちがいる。ESG(環境・社会・支配構造)経営を担当する役員社員だ。ある大企業のESG担当者は「業況が良く工場を完全稼動する年には温室効果ガス排出とエネルギー消費も増える。会社がうまく回っていくのは良いがESG順位の下落は甘受しなければならない」と話した。
世界的機関投資家が多く参照するモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の2019年評価報告書によると、サムスン電子(BBB)、現代自動車(B)、 SKハイニックス(BB)の韓国大手企業3社のESG等級はいずれもBランクだ。ポスコ(BBB)も同じだ。エネルギーを多く使う製造業の割合が高いためE(環境)と関連した点数で影響を受けるというのが専門家らの分析だ。