韓経:韓国の貧困層272万人…文在寅政権で55万人急増
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.28 09:29
基礎生活保障受給者と次上位階層(基礎生活保障受給者の上の貧困層)を合わせた社会貧困層が、文在寅(ムン・ジェイン)政権の発足から3年6カ月間に55万人以上も増えたことが分かった。これを受け、今年10月に社会貧困層は初めて270万人を超えた。最低賃金の急激な引き上げと企業の規制など反市場政策で低所得の雇用が減少したうえ、今年は新型コロナ事態までが重なり、貧困層が急増したという分析だ。
専門家らは政府が雇用の拡充など根本的な脱貧困政策を軽視し、単純な現金給付に重点を置いているため貧困層の増加は防げないと指摘した。
チョ・ミョンヒ国民の力議員が27日に保健福祉部から受けた資料「基礎生活保障受給者と次上位階層現況」によると、社会貧困層は先月基準で272万2043人だった。昨年末に比べ28万6725人(11.7%)増加した。基礎生活保障受給者は212万3597人と昨年末比で約24万人急増し、次上位階層も59万8446人と約4万5000人増えた。