【グローバルアイ】日本と韓国のリーダーの話し方、首相のリーダーシップ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.25 08:49
24日、東京の大手ホテルで開かれた菅義偉首相の講演会。日本の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の新規感染者が一日3000人を上回る中にもかかわらず、聴衆500人余りで席が埋まっていた。聴衆は首相の肉声に集中していた。発足100日にして内閣支持率が半分になった不安定な状況でのことだ。
しかし、結論から言えば、首相の講演は、あまり印象的ではなかった。「秋田の田舎出身」という点をアピールし、看板政策の「携帯電話料金の引き下げ」の料金プランの金額まで事細かに紹介したが、それまでだった。新型コロナをどのように克服していくのか、パンデミックの長期化の不安の中でリーダーに期待したカリスマはなかった。講演は非常に細やかだったが、空虚感さえ残った。安倍元首相が憲法改正、国家観を強調するあまり、民生に対する配慮が足りないという評が多かったとすれば、菅首相はその逆だった。