「尹検察総長の懲戒効力停止」…大統領の決定を裁判所が覆す(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.25 09:03
「主文、大統領が申請人に対してした停職処分の効力を停止する」。
ソウル行政裁判所12部(ホン・スンウク部長判事)が24日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長の停職2カ月の執行停止を認容し、このように明らかにした。これで尹錫悦検察総長が生還した。尹総長は17日0時に職務が停止してから8日目に総長の業務に戻ることになった。16日に秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の要請で尹総長の懲戒を決裁した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の決定を8日後に覆したのだ。
尹総長は今月1日にも職務排除に対するソウル行政裁の執行停止決定で1週間後に出勤した。最初が秋美愛法務部長官との対決だったら、今回は文在寅大統領との対決だった。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)では「法務部の懲戒議決を裁可した」と述べたが、文大統領の意中はあちこちで表れた。前日に5府要人と会ったのを含めてだ。したがって戻ってきた尹総長は過去の尹総長とは違う。執権勢力レベルの排除プロジェクトを乗り越えたからだ。新型コロナで危機を迎えた与党としては「尹錫悦」というもう一つの難題を抱え込む状況を迎えた。野党は「文大統領が陳謝して国民の前で立場を明らかにすべきだ」と声を高めた。