【コラム】文化財鎖国が国の品格を落としてしまっている=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.24 11:05
ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館。欧州と米国の大型博物館は帝国主義時代の産物として常時略奪文化財問題が提起されているが、結局は世界各国の芸術と伝統を示す人類文化遺産の宝庫役を果たしている。特にフランスは文化芸術の国にふさわしく、西洋美術のルーブル美術館以外に近世美術のオルセー美術館、東洋美術のギメ東洋美術館を別途擁している。
ドイツもベルリン市内にペルガモン博物館、新・旧博物館などが「博物館島」を構成しているが、その向かい側に東ドイツ時期に共産党党舎として使われた旧プロイセン宮廷を改造した「ベルリン王宮、フンボルトフォーラム」が開館を控えている。フンボルト(Alexander von Humboldt、1769~1859)はプロイセン出身の地理学者で、ベートーベンやゲーテ、カントなどと共にドイツが誇る文化偉人であり、フォーラムは複合文化空間という意味を持つ。