文大統領の念願「検察改革」…中立性より権限縮小を選んだ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.11 09:05
検察改革という話題は文在寅政府の序盤には国家権力機関の改革レベルの問題だった。100大国政課題にも「検察改革」でない「権力機関改革」に明示された。検察が独占する捜査・起訴権を分離して警察・国家情報院などとの協力と牽制という制度的枠組みでの議論だった。文大統領は昨年7月尹総長に任命状を与えながら「生きている権力にも同じ姿勢で立ち向かうべきだ。青瓦台であれ、政府であれ、政権与党であれ権力型不正があれば、厳正な姿勢で臨んでいただきたい」と呼びかけた。
だが「尹錫悦検察」の矛先が政権を向けられ、真正性に疑問が生じている。昨年「チョ・グク事態」で文大統領の支持者は瑞草洞(ソチョドン)の前にろうそくを手にして集まり「尹錫悦辞退」を叫び、与党は検察を毎日糾弾した。野党では「『権力機関の改革』が『検察との戦い』に変質した瞬間」という声がある。