レムデシビル効かなかった重症患者、韓国製血漿治療剤で完治
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.07 07:38
新型コロナウイルスに感染した70代の重症患者が血漿治療剤の投与を受け完治した。製薬会社GC緑十字が6日に明らかにしたところによると、9月に新型コロナウイルス陽性判定を受けた70代の男性が漆谷(チルゴク)慶北(キョンブク)大学病院でこの会社の血漿治療剤の投与を受けた後、先月18日に最終陰性判定を受け隔離解除された。
この血漿治療剤「GC5131A」は、コロナ完治者の血液の成分である血漿から免疫蛋白質である抗体を抽出して作った医薬品だ。まだ臨床第2相試験が進行中だが、10月に漆谷慶北大学病院などが治療目的使用を申請し承認を受けている。食品医薬品安全処は容態が急激に悪化したり、代替治療手段がない患者に臨床試験用医薬品を使えるようにする治療目的使用承認制度を運用している。