中国外相「南北が朝鮮半島の主」…2泊3日でバイデン氏牽制して帰国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.28 12:24
中国の王毅国務委員兼外相が訪韓の2日間、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のほか、李海チャン(イ・ヘチャン)元首相、朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長ら与党の実力者に会い、27日に出国した。贈り物より多くの宿題を残していった訪韓日程だった。対北朝鮮政策について「韓国政府の南北関係改善と韓半島平和プロセス推進努力を支持する」と聞こえのいい発言をしたが、韓国政府としては直ちに同盟米国の次期政権との調整が急がれる。
バイデン政権は北朝鮮を初めて扱ったトランプ政権の北核外交ラインとは次元が違う。次期国務長官に指名されたブリンケン氏はオバマ政権当時、北朝鮮の核開発資金源を遮断する金融・石炭・鉄鉱石など部門別制裁を設計し、国家安全保障問題担当の補佐官となるサリバン氏はイラン核合意交渉の代表も務めた。トランプ大統領のように北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳外交が主導する状況は期待するのが難しくなった。