韓経:金融利益が自動車部門を上回る…日本車3社の「金融会社化が加速」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.23 09:35
トヨタ、ホンダ、日産の日本自動車大手3社の金融資産規模が過去10年間で倍増した。自動車金融の収益性も本業を上回り、日本自動車大手の「金融会社化」が進んでいるという声も出ている。
22日の日本経済新聞によると、9月末基準でトヨタ、ホンダ、日産の金融資産総額は43兆円(約463兆ウォン)を超えた。2010年3月の23兆1700億円に比べ87%増えた。ホンダと日産の金融資産はそれぞれ10兆2300億円、8兆8400億円にのぼる。部門別の資産規模を公開しないトヨタも24兆円を超えることが把握された。日本自動車3社の金融資産規模が韓国国内3位金融グループのハナ金融持株(444兆ウォン)を超え、1位のKB金融持株(606兆ウォン)に迫る勢いだ。現代・起亜自動車の金融系列会社「現代キャピタル」の資産規模は33兆ウォンと、トヨタの8分の1水準。
自動車金融とは新車・中古車ローンとリース販売、レンタカー資産運用で収益を出す事業だ。日本自動車企業は2008年のグローバル金融危機以降、米国市場を中心に自動車ローンとリース営業に注力してきた。今年に入って本業の自動車部門が新型コロナの直撃弾を受け、金融部門は自動車メーカーの主な収益源に浮上した。今年4-9月にホンダと日産の自動車部門が赤字を出した半面、金融部門は1000億円台の黒字を出した。トヨタは金融部門の営業利益(約2500億円)が自動車部門とほぼ同じだった。米国自動車市場が回復傾向を見せ、日本自動車企業の金融依存度はさらに高まる見通しだ。