大韓航空、アシアナ航空の買収作業に着手…従業員ら「結局構造調整くるだろう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.18 09:53
韓進(ハンジン)グループのアシアナ航空買収作業が始まった。統合航空会社発足が本格化し人材構造調整を懸念する大韓航空とアシアナ航空の従業員の動揺も強まっている。
韓進グループの持ち株会社である韓進KALは17日、アシアナ航空の主債権団であるKDB産業銀行と投資合意書を締結した。合意書は産業銀行が韓進KALを事実上経営管理する内容を盛り込んでいる。産業銀行が韓進KALの経営を監視・統制し、これを犯した場合に韓進KALは5000億ウォンの違約金と損害賠償責任を負担するという内容が骨子だ。特に合意書に明示された義務条項は▽産業銀行が指名する韓進KAL社外理事3人と監査委員会委員を選任▽倫理経営委員会設置と運営責任▽経営評価委員会に対する協力と大韓航空の経営監督▽買収後(大韓航空とアシアナ航空)の統合管理案計画策定と履行▽大韓航空株式に対する担保提供と処分制限――などだ。結局産業銀行が韓進KALの経営に深く介入するという意味のため、今後韓進KALの経営悪化時には産業銀行も責任を免れることはできなくなった。