【時視各角】外交は誰にでもできるのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.10 11:05
先月26日、国会では韓国外交の無力が赤裸々に表れる状況が広がった。米国大統領選挙を8日後に控えて開かれた外交部国政監査場。質問に出た野党「国民の力」の朴振(パク・ジン)議員はバイデン時代を念頭に置いた外交部の準備態勢について質問した。「公開・非公開で準備中」という答弁に、朴議員はバイデンキャンプの外交・安保核心参謀トニー・ブリンケン元国務副長官とミシェル・フロノイ元国防次官の名前を挙げた。2人とも国務・国防長官とホワイトハウス大統領補佐官の有力候補に挙げられている人物。外交部がリストアップしたバイデンキャンプ内の重要度順位で1・3位を占める核心の中の核心だ。
朴議員は康京和(カン・ギョンファ)長官、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)・李泰鎬(イ・テホ)第1・2次官、李度勲(イ・ドフン)韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長、金峻亨(キム・ジュンヒョン)国立外交院長など外交部首脳部を順に呼称しながら「彼らに会ったことはあるか」と尋ねた。すると全員「ない」という返事だった。朴議員は「このような要人とも会ったこともなく何の対米政策準備か」と叱り飛ばした。これについて外交部側は「外国からの選挙介入を懸念し、バイデンキャンプでは海外要人との接触を遮断している」と説明した。間違った説明ではない。