【社説】政治的反対側を「殺人者」と言った韓国大統領秘書室長
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.06 10:48
盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長が一昨日、国会運営委員会で「〔8・15光化門(クァンファムン)〕集会主導者は泥棒でなく殺人者だ。殺人者」と話した。彼は国民の力のパク・デチュル議員が集会当時、車で壁を作った写真を見せて警察の対応を問題にすると激しく興奮しながら「国会議員がなぜ不法集会を擁護するのか」「その集会で感染者が600人以上発生し、7人が死んだ」としてこのように明らかにした。
パク議員が「(警察がバスで押して)国民を新型コロナの巣窟に閉じ込めた」と問い詰めたからといって秘書室長が大声を張り上げて「殺人者」という表現を2度も使うのが妥当なことか。大統領を補佐して青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀の首長の役割を果たす秘書室長の口から出るとは想像もできない浅薄で傲慢な発言だ。彼は発言2時間後「行き過ぎた表現」と釈明した。自ら「行き過ぎる」と言うほどの話を私席でもない国会で堂々と吐きだした秘書室長はその資格がなかったと言っても過言ではない。