韓経:韓国の家計・企業も「ドル買い」…「ドル高で売る」という公式も崩れる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.27 08:25
5大銀行の米ドル預金残高が今月に入って4兆ウォン(約3580億円)以上増えたことが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外国為替市場が大きく動き、企業の「ドル買い」需要が急増したからだ。今年に入って減少傾向だった日本円やユーロなどほかの外貨預金規模も今週は急増するなど、国内為替市場が不安感から大幅な値動きを見せているという分析だ。
金融界によると、5大銀行(国民、新韓、ハナ、ウリィ、農協)のドル預金は25日基準で432億2600万ドルだった。先月末(396億9200万ドル)に比べ35億3000万ドル増えた。今週に入って急増が目立った。20日(409億9800万ドル)から5日間で22億2765万ドル増加した。外貨預金の大半は企業だ。輸出入企業のドル買いが反映された数値というのが業界の説明だ。大企業の関係者は「先週、韓米通貨スワップが締結されたが、ドルを確保しようとする企業の動きが強まり、銀行資金関連部署の業務はまひした」とし「ドル確保に死活をかけているが、うまくいかない状況」と伝えた。