米国「WTO事務局長に兪明希候補支持」 欧州「今さらなぜ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.30 08:09
世界貿易機関(WTO)加盟国の多数がナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相を次期事務局長として支持する中、米国が公開的に反対を表明した。ライバルの韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長を支持すると述べながらだ。
米国は28日(現地時間)に開かれたWTO加盟国大使級会議でこうした意思を明らかにした。WTO事務局長選は、加盟国に選好度を調査し、支持が少ない候補が自ら退く形で進行する。海外メディアによると、欧州連合(EU)とアフリカおよび中南米の国々が一斉にオコンジョイウェアラ候補を支持した。通常の流れなら兪候補が辞退してオコンジョイウェアラ候補が単独候補となり、一般理事会の表決で選出されるのが正常だ。
しかし米国が反対したことで、次期WTOトップの選出の行方が予想できなくなった。WTO事務局長はコンセンサス(全会一致)で選出されるからだ。