韓国経済7-9月期1.9%サプライズ成長、韓銀「V字反騰の判断は早い」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.28 09:05
キム・ヨンボム企画財政部第1次官も「現状況を危機以前の水準に比べると、韓国経済は主要国に比べて危機以前の経済規模と最も近接したと推定される」と話した。企画財政部はコロナ禍直前である昨年10-12月期のGDPを100とする場合、韓国の今年7-9月期のGDPが97.4%だと評価した。海外投資銀行(IB)の主要国の7-9月期のGDP見通しをみると、米国95.9%、日本95.0%、ドイツ94.8%、ユーロゾーン92.8%、英国90.9%水準だ。
だが、韓銀の解釈は政府の解釈とかけ離れている。本格的な回復を意味する「V字反騰」に見るには早いということだ。パク・ヤンス経済統計局長は「既存の成長傾向線まで急激に上がるかをめぐり、V字反騰の有無を語るのが一般的」としながら「回復したのは事実だが、まだ傾向線に達していないため、V字反騰だと言うのは躊躇される」と話した。昨年1-3月期のGDPを1にして韓国経済が傾向的な速度で成長した場合、今年7-9月期のGDPは1.04水準となるべきだが、1.001水準にとどまったという説明だ。