韓国国防部「米国は海外米軍調整を検討」…在韓米軍縮小に対応か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.27 07:51
韓国国防部は第52回韓米定例安保協議(SCM)の共同声明で「在韓米軍の現水準維持」の文言が抜けたことについて、米国政府が海外駐留米軍兵力を柔軟に調整しているためだと明らかにした。これは海外駐留米軍の縮小について立場の表明を避けてきた韓国国防部が初めて出した公式評価だ。現在2万8500人水準を維持している在韓米軍兵力が今後縮小される可能性を示唆する。
姜大植(カン・デシク)議員(国民の力)は26日、国会国防委員会で行われた国防部の総合監査で、15日(現地時間)に米ワシントンで韓米国防長官が会って開催されたSCMの共同声明から在韓米軍維持の文言が抜けた理由に対する国防部の答弁を公開した。国防部は答弁で「米国政府はグローバル国防政策の変化に基づき、海外駐留米軍規模を融通性を持って調整することを検討中」とし「(米国は)特定の国に一定規模の米軍兵力を持続的に維持するよりも、安全保障状況を考慮して兵力の規模を柔軟に調整する案を進めている」と答えた。