韓国で宅配ドライバーの死亡相次ぐ…「無法地帯」浮き彫りに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.23 09:33
CJ大韓通運の朴根熙(パク・クンヒ)副会長が宅配ドライバーの死亡事件について頭を2度下げて謝罪した。朴副会長は22日、記者会見を開いて謝罪文を発表した。今年、過労死と推定される宅配ドライバー13人のうち6人が同社の所属だ。CJ大韓通運はこの日、「宅配従事者保護対策」も出した。来月からは宅配分類を支援する人員3000人を追加で投入する。来年上半期にはすべての宅配ドライバーが労災保険に加入するよう勧告することにした。
これには年間500億ウォン(約460億円)の費用が追加でかかると、CJ大韓通運は予想している。宅配分類を支援する人員が増えれば宅配ドライバーの勤務時間が減るほか、出勤時間を現在より柔軟に調整できる。普段より多い物量を配達する状況が生じれば、宅配ドライバー3、4人がチームを組んで物量を分担する方式も導入すると、CJ大韓通運は明らかにした。