中国経済回復の逆説、韓国の空が再び霞んできた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.21 08:52
ソウルの微小粒子状物質の濃度が110日ぶりに「悪い」を記録した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の余波できれいになった中国の空気が再び例年水準に戻ったためだ。特に、21~22日には中国で源を発した黄砂まで韓国に影響を及ぼす見通しだ。
20日、韓国環境公団「エア・コリア」によると、この日午前11時を基準にソウルの微小粒子状物質(PM2.5)の濃度は1立方メートル当たり45マイクログラム(1マイクログラム=100万分の1グラム)で「悪い」(36~75マイクログラム/立方メートル)水準となった。ソウルのPM2.5が一日平均で「悪い」になったのは7月以降110日ぶりだ。京畿(キョンギ)と仁川(インチョン)、大邱(テグ)、大田(テジョン)、世宗(セジョン)、忠清(チュンチョン)、全北(チョンブク)なども「悪い」水準の高濃度を見せた。
21日にも首都圏と忠清圏は午前に一時的に粒子状物質の濃度が「悪い」水準になる見通しだ。残りの地域は「普通」から「良い」水準を見せるものとみられる。その後、今週末まで粒子状物質の濃度は低い水準を維持すると予想される。